statement 声明
はじめに
いよいよ平成という時代が終わり、私もいつの間にか40を迎えてしまった.
私自身はもはやプロのデザイナーとは言えないが、
専門は何かと問われれば、グラフィックデザインと答える.
そこでこれまで培ったデザインとコンセプトメイクの技術を駆使して
現代美術の作品を制作し、自身の創作活動に1つ区切りを付けたい.
素材の発見
私の実家は兼業農家で米作りをしている.
近くには大きな道路が通り、ショッピングセンターがあるようなロケーションだが、
まだ田舎らしい風景も残っている.
そんな私が子供の頃から感じている違和感は、
土や緑といった自然の風景の中に明らかに人工的な色合いの道具や資材が使われていることである.
大学生になり成人するにつれてより都会へ都会へと移動し、今では都内で仕事をしている.
そのうち人工物のみに囲まれた生活に慣れてくると、そうした違和感は薄れてきた.
しかしそんな都会の中でも、ひと際主張してくる色がある. ブルーシートである.
工事現場の養生、事件・事故現場の目隠し、ホームレスの仮住まい、
あるいは花見や行楽、運動会など、彩度が高くポップでキッチュな色合いで
喜怒哀楽の節操無く利用されるブルーシ―トに現代美術的な面白さを発見した.
そこでブルーシートという素材を使って作品を作ろうと考えた.
共通コンセプト
無駄の無い明るい画面にブラックな皮肉を込める.
アート・デザインの面白さ・自由さを感じてもらいつつ、
皆が薄々気付いている社会問題について改めて警鐘を鳴らし、
2019年の浮かれた空気に少し水を差してみたいと思う.
2019.01.30
2019.08.17 Independent TOKYO 2019
「blue corner 2.0」
2019.05.03 SICF20
「blue corner」